2010年2月23日火曜日

「全面禁煙を求める」と長妻大臣発言

不況だデフレだと言うわりに、酔っ払いにもキビシク、外で煙草も吸うな!なんて言ってたら、誰も外で遊ぼうとは考えないだろう。家に篭ってじっとしてるのが一番ということになる。
篭っていればお金も使わないで済むし経済である。今のご時世にはぴったりだw
今回の発言に、個人業主はこぞって「大手による独占を助長させる個人経営潰しだ」といきまいているが、そんなことは今にはじまったことじゃない。
昨今の時流はあきらかに戦前の財閥復活を目論んでのことだから、個人でいくら騒いでもなんにもならない。農業の大規模・工場化や製造業等の資金による一元化など枚挙にいとまはないだろう。

だいたい本気で国民の健康を考えての全面禁煙なら、そもそもタバコの製造・販売そのものをやめてしまえばいいのだ。売るだけ売っといて吸うなというのは、いかにもおかしい。
つまりは吸ってもいいけど選挙の手前これくらいはぶちあげておこうということなのだろうか?

もし本当に路上でも建物内でも喫煙不可ならば、もう喫煙可能な場所は我々庶民の生活圏には存在しないということになる。それこそ広大な敷地を持つ権力者の私有地内や公海上といった日本を離れた場所だけになってしまうだろう。
自宅でだけ吸えばいい、と思っているのなら、それこそヒッキーになれということだ。これは憲法違反である。隔離され外出を禁じられた身のどこに基本的人権・文化的生活が保障されるというのか。
尤もこのままだと自宅喫煙についても外へタバコのにおいがもれ出ただけで訴訟騒ぎになりそうだw
想像すると、かつてのアメリカの禁酒法時代のようにスピークイージーのような地下喫煙所が出来たり、個人輸入によるタバコの密輸喫煙などが出てきたりすると、ちょっと楽しい。
また、どうせ禁止薬物なのなら、この際麻薬でも…という輩も出てくるのは間違いない。

どうも今回の件は選挙目当てにしても行きすぎだろう。
これ以上我々大衆に閉塞感を与えて、この先何がやりたいのか?大衆に働く意欲を与えて国力を上げるためには、大きな娯楽や拝金主義などよりも、喫煙などのようなささやかな自由が必要ではないのだろうか?そしてそれを寛容できる公共性もまた必要ではないのか?人はパンのみにて生くるに非ず、の思想である。

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