2010年2月7日日曜日

「マスコミ」と「事実」は違う

至極名言である。
本日もさまざまな番組でいろいろなことをMCやコメンテーターが我儘に(自由にではない)発言しているが、聞けば聞くほど見苦しい。
その中で一服の清涼剤となった発言が「マスコミ(という存在のなかで発信される文言)と事実(である出来事)は違うものである」という定理である。
これは正しい。どの番組も番組である以上、必要以上に恣意的である。それはCMに代表されるようなイメージ戦略を使用しての、世論の情報操作であったり大衆誘導であったりさまざまだが、ゆえに語られていないことのなかにこそ真実はある。
TVで発信されるような物事には、なんの真実もない、酒場での与太話に等しい。その程度のことであるということだ。
TVにジャーナリズムが存在するという幻想は、過去にはあっても現在にはない。
特に坂本弁護士一家殺人のための個人情報をオウムにリークしたTBSや、さんご礁を自ら破壊し、ダイバーのモラルの低下を訴えた朝日などは信用ならないTV局の大代表だろう。
しかし民間企業である以上それは当たり前のことである。権力におもねり、スポンサー(金力)に尻尾を振らないでTV局の生存はないからだ。
別の見方をすればスポンサーという企業の在り様が社会を形成し、代表的世論にも為り得ることを考えれば、少なくともスポンサーの方を向いているうちは、畢竟我々大衆の方を向いているということになるともいえる。

許せないのはNHKであろう。国民から視聴料という名の税金を毟り取り乍、なにゆえに中立を保てないのか。一部宗教団体・圧力団体におびえてでもいるのか?と思いたくなる報道も散見される。しかも最近はCMの量が増えすぎてとても見づらい。ここでいうCMとは自社制作番組の宣伝CMのことである。酷いときは5分以上もCMを連続で流し続けていたりする。いい加減にしろ!といいたい。NHKは唯一の美点は、くだらない商業CMを見なくて済む、という1点のみにつきるからだ。なのに自社制作番組CMをダラダラと垂れ流しされたのではなんの意味もない。金返せ!といいたくなる。

所詮お茶の間のにぎやかしでしかないTVという存在そのものをニュースソースとするような人間は、程度が知れているということなのか。己の目で見、己の耳で聞いて判断する訓練を積め!TV報道の裏側を類推し、クオリアのようなものを会得する訓練を積め!ということなのかもしれない。

ところでふと素朴に思ったのだが、今の自民党総裁や議員らがTVカメラに向かって愚痴っていることは、いったい誰に向けて発信しているのだろう?どう聞いてみても自民党内部の過去の汚点を自分の口から論っているようにしか聞こえないのだがw
考えて見れば鈴木ムネオも田中真紀子も小沢幹事長も、皆自民党のど真ん中に居た人たちではあるww

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