2010年4月3日土曜日

’不道徳な世界で道徳者は規律を守れるか?’

タイトルは
TV劇アップライジングでの台詞のひとつだ

‘恐れは人を卑怯にする‘
アニメ「ペルセポリス」の台詞のひとつだ

貧乏で生活が苦しく何も食べるものがない状況に陥った時、人はどのような行動を取るのであろうか?どのような行動を取るべきか?生きるために?何に対して?矜持を失ってまで生きる価値が生にはあるのか?

こういったテーマそのものが文字禍であると考えるなら、その人にとっては無駄な問いである。生に執着することが生そのものの本質であるとするならば、人がヒトという名の獣に戻った時、生きるためなら己以外の生物を殺し奪ってでも生き延びようとするだろう。
それが正義であるならば社会は何のためにあるのか?人の世のルールは?政治は?そして道徳とは?

道徳を守らないものが人に何を説いても説得力など微塵もない。
どんな権力や権威を持っていようとだ。

’不道徳な世界で道徳者は規律を守れるか?’

このテーゼは古くて答えの無い質問である。

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