2010年4月5日月曜日

残苦労、無念

残九郎の最終回は実に惨いものだった…

安定しない画面、落ち着きのないカメラワーク、奇を衒っただけの意味のないカットバック編集、音声バランスの調整をミスしているせいで鼓膜が破れそうなほど無駄にデカい音がしたかと思えば、台詞(の音量)が小さすぎてよく聞き取れなかったりしている。いつもの洒脱な演技や演出はなく、ただ嫌味に緊張を強いるような演技バランスの悪さ、客を楽しませようとする視点も演出もどこにもなく、ただただ己の自己満足のためだけに制作されたかのような酷い出来だった。
いわゆる厨2病の監督(素人)が作るとこうなるのであろうかという、いいお手本のようだ。
カメラマンがキッチリいつも道りの職人仕事をしている分、余計フィルムの痛さが増している。
いくら最終回だからって、これはないんじゃないかな…
今までの不満を晴らすための現場の反乱(プロはそういうことはしないが)か?とさえ疑ってしまうような出来栄えだ。
どうしたのだろう?いったいなにが起こっていたのだろう?
謎を残したまま尻切れトンボで終わっていくフィルムを見て愕然としたのであった…

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